Hibiki 12yo
73点
香りはシェリー、チョコ。木香がやや強め。味はまろやかでピートは控えめ。味のテクスチャはやや深めだが、少し辛い。フィニッシュに近付くにつれて甘くなっていく。後熟の梅酒樽に関しては味としてではなく舌触りに少し余韻が残る程度。
サントリーの輿水氏がブレンダーとしての技術を集めた結晶と言われるブレンデッド。響12年は梅酒樽で後熟させたという事がメーカーでのPRになっている代物です。
同じサントリー製品として、同時期のローヤル12年と飲み比べてみると、ローヤルの方が木香が強くてグレーン由来と思われる滑らかさと甘さが際立つ感じでしょうか。響の方がモルティな印象は強いです。
個人的にサントリーのウィスキーは好きな部類なのですが、最近はネームバリューのせいか、正直価格ほどのレベルではないと感じる所です。しかも入荷制限がされているのか中々お店でも売られていません。酒屋めぐりをしているとたまに昔のボトルの売れ残りなんかと遭遇する事もありますから、無い訳ではないのですが。
まぁ、ウィスキーに興味はあるがあまり飲まれていないという方に勧めてみるのはアリだと思います。何だかんだ飲み易くて程よいバランスですからね。
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