2017年6月5日月曜日

マッカラン12年 80年代流通品


Macallan 12yo 1980s & 12yo current
82点&74点

・80年代
香りは弱めだがシェリーの香りが軽く。
口に含むと華やかでフルーティ。何度か口にする度に少しずつ変化する。
苦みと甘味のレンジが広く、現行品とは明らかに別物。

・現行品
チョコ、モルティーさ、刺激は強く感じる。
変化はあまり無くシェリーらしさもやや控えめな印象ではあるが、とても良くまとまっている。


今度行く予定のウィスキーイベントで、80年代マッカランとの飲み比べが出来るというセミナーがあるのですが、同時間に開催されるオールドバーボンのセミナーとどちらに参加しようかかなり悩んでいました。

で、とりあえず結論を先延ばしにして仕事をしていたら、そのまますっかり忘れてしまって、現行品との飲み比べセミナーは満席になってしまって参加できませんでした(^^;

まぁ、オールドバーボンの方は何とか確保できたので良かったのですが、何だかんだ飲みたいと思っていた80年代マッカランに後ろ髪ひかれる想いだったので、やはりここは自分で試してみようと行きつけのバーでお願いする事にしました:)


マッカラン12年の旧ラベルも幾つかバリエーションがあるようでしたが、「後ろにこのラベルがあるのが美味しいよ」とマスターから教えて頂いたので、今回はこれをチョイス。

そんな訳で現行品と飲み比べた印象ですが、これは確かに凄いですねー('-';
現行品も普通に美味いんですけど、80年代品と比べると明らかに数段見劣りしているのを感じます。

とにかく口に含んだ後の変化が凄い。フルーティさの塊が口の中で淡雪のようにフワッと広がっていきます。味覚のレンジが広くて、色々な感覚を拾えます。現行品ではそうはいきませんでした。

「昔のマッカランはー」みたいな話はネットでもちょいちょい聞いていましたが、これがスタンダードだった時代だったら言いたくなる気持ちは分かります。80年代ボウモアもそうでしたけど、本当に凄い底力を持った時代だったんでしょうね。今でもこういうレベルの物を安価に出してほしいものですが、難しいのでしょうかね。何とかしてほしい所ですけど('ー'

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