●海外渡航用ワクチン
海外旅行に行く際に気になるのは現地特有の病気です。
これに関しては厚生労働省の検疫機関、FORTHが参考になります。
http://www.forth.go.jp/
今回の旅行はイギリス・スコットランドですが、さすがにイギリスほどの先進国になると大抵の問題のある病気は無さそうで、ワクチンは必要無さそうでした。ダニ媒介性脳炎なども東ヨーロッパやロシア近辺で問題が起きている感染症ですが、イギリスは範囲に入っていませんでしたね。
ただ、個人的にアイラ島名物の「牡蛎にアイラモルトをかけて食べる」というのをやりたかったので、念の為にA型肝炎ワクチンは打っておこうと思っていました。一週間休みを貰って帰ってきた挙句に肝炎で一ヶ月入院しました、とか同僚に申し訳が立たないので…。あと、ノロウィルスも英国では発生リスクがあり、こちらの懸念もありますが、これはワクチンがないので防ぎようがありませんね。こればかりは覚悟するしかありません…('ー`;)
A型肝炎ワクチンは国産と外国産の2種類があり、外国産ワクチンにはアジュバントと呼ばれる補助剤が入っていますが、1回の注射で済みます。国産は2回に分けて、別の日に再来院して打つ必要があります。補助剤が気になる方は国産が良いのでしょうが、私は1回で済む外国産にしました。値段は殆ど同じです。
そんな訳で、大学病院に予約してワクチンを射ちに行ったのですが、担当の医師に渡航先を聞かれたのでアイラ島だと答えたら、「今まで何年もこの仕事をしているけど、アイラ島に行くといった人は君が初めてだよ」と笑われましたw
先生はアイラ島はご存知無かったのですが、スコッチは大好きだそうでBowmoreは知っていました。少し歓談していたら、とても羨ましそうに「いいねぇ、ロマンがあって。いいねぇ・・・」と仰っていたので「先生も行かれたらどうですか?」と聞いたら、「妻がね、許してくれないんだよね。そういうのはね」と苦笑い。お金はあっても家族の理解は難しいご様子。でも是非説得して行って欲しいですね、本当に素敵な場所でしたから:)
●便利なアプリ
1人で海外旅行、しかも英会話能力は極めて乏しい。
そんな旅をする上で、色々とアプリを探してみました。お勧めしたい幾つかをピックアップしておきます。
・maps.me
http://maps.me/en/home
通常の地図アプリはモバイル通信が出来ないと機能しませんが、このアプリに関しては事前に地図データをダウンロードしておくことでGPSだけで機能させる事が出来ます。スコットランドは携帯圏外エリアも多いので、あらかじめ自分の旅程に含まれている地域の地図をダウンロードしておけば、旅の途中で通信料をかけることなく幾らでもGPSで地図や場所検索が出来るので便利です。今回でも携帯がダメになった時、このアプリにかなり助けられました。イチオシです。
・音声&翻訳
https://itunes.apple.com/jp/app/yin-sheng-fan-yi-yin-sheng/id804641004?mt=8
日本語の音声を聞き取って、自動的に英語に翻訳するアプリ。
無料版と有料版があります。自分は有料版を買いましたが、結局一度も使う事はありませんでした。とっさの時には役に立ちそうだと感じますが、データ通信が必要です。
・英語辞書
https://itunes.apple.com/jp/app/ying-yu-ci-shu-yin-sheng-dan/id856267886?mt=8
通信不要の英和、和英、英英辞書。何度か利用しましたが、動作も悪くないのでお勧めです。辞書アプリは通信不要のタイプを一つは入れておいた方が良いと思います。
・たびほスマートガイド
https://tabiho.jp/overseas/popup/smartphone/smartguide/
今回利用した海外保険会社のアプリなのですが、保険会社や日本領事館など緊急連絡先などがあらかじめ登録されていて、トラブルの時にすぐに電話が出来るようになっているのが好印象でした。au損保など、他社にも同じようなアプリはあるので、そちらの保険を利用される場合はそちらでも良いと思います。
●クレジットカードと海外デビットカード
英国は先進国の中でもカードが発達した国です。スコットランドも御多分に漏れず、殆どの支払いをカードで済ませる事が出来ました。VISAかMaster Cardだったら大抵の所で問題なく通じましたが、チップや有料トイレ(大体20~30ペンス)を考えて幾らか現金は用意しておいた方が良いと思います。
日本で換金して持って行っても良いのですが、現地のATMでクレジットカードのキャッシング枠を利用して現金を引き出すのが利率が比較的良く利便性が良いそうで、以前香港に旅行した際はそういった使い方をしました。
ただ、今回はそれとは別に事前にSony Bankの海外対応のVISAデビットカード(Sony Bank Wallet)を用意しておきました。日本でネット経由でポンドを買ってSony Bankのポンド枠の口座に入れておくと現地ATMで引き出せるというもので、あまり多くのお金を無為に使わないように出来るし、いつも利用しているカードがMaster Cardなので、VISAも一応加えておこうという理由から用意したものです。
今回、アイラ島ではBowmoreの町を中心に行動しましたが、Bowmoreには銀行は2行、ATMは3つありました。いずれの場合でもVISAとMaster Cardで現金の引き下ろしは可能でした。ご参考までに。
●海外のプリペイドSimカード
今の御時勢、スマホさえあれば大抵は問題なく事が運びます。
私もiPhone6sを愛用していますし、とても便利な代物です。海外旅行もスマホがあれば、Google Mapですぐに現在地を確認できますし、分からない事があればすぐにネットで調べることも出来ます。翻訳や辞書アプリをすぐに取り出して調べることも出来ます。外国のパソコンには日本語のフォントが入っていませんから、現地のパソコンを使うと日本語での検索が出来ないなどのケースも考えられますから、まさにスマホは命綱です。
そんな訳でスマホに何かあったら心配かな・・・と考えたわけですが、携帯のレンタルはあってもスマホのレンタルは無い。予備が欲しかった私は、以前使っていたiPhone4sを復帰させて、simフリー化し、海外のプリペイドsimを使ってみることにしました。
そんな訳で、まずAmazonでこんな商品を購入です。4sのsimフリー化キットです。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgocg-yJPeGn8ZAUNgU8tXNfTyxwrjoIcehFniuq-0t_9MJ5A3TyLBeMlOIZHbgMQJGtfbqConDYlJDklXXdNbFhGAzLLcf4pF34-xzV0XwwLNWeFayvi2kvGqeLO3kDSNS298JCMCzjFw/s320/20160911_024711627_iOS.jpg)
続いて、海外simの輸入です。
通常、海外旅行用のプリペイドsimカードは、現地で買うのが安いし便利です。
ヒースロー空港にはプリペイドsimカードの自動販売機がありますから、ヒースローに寄る場合は自販機が便利でしょうね。こちらのサイトが参考になりました。
https://scratchpad.jp/prepaid-sim-in-uk-2/
結論から言えば、アイラ島内では携帯電話は圏外がとても多く、データ通信方式も3GですらないGPRSなのですが、その中でも比較的まともに通信が出来ていた携帯会社はO2でした。アイラ島を目指す上でヒースローに寄った際にはO2関連のsimが良いかもしれません。
ただ私の場合、行きは直接エジンバラ空港でしたし、エジンバラ空港にはSimカードの自販機の情報は無かったこと、買える場所の事は分かったが英会話能力に自信が無い・・・、といった事からこちらの海外サイトから輸入する事にしました。
https://www.prepaidzero.com/
英国の場合は携帯会社ThreeのSimとして動くようです。
電話代もデポジットとしてとりあえず20ユーロ程課金して、結構なお値段になりました。今回は実験的な意味合いもあったので、まぁ良しとしておきます。
注文したsimカードは一週間ほどで届きました。思ったより手早い印象です。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhejbDlX0FYH-kyAMGhT3riaJPxSo2uLoA97m4-wPBkWTBhMyBrOoenbvqBxnQXE7JDYm6DqUOG0NVLUVHopBzQLq2rRRG1dkndvS_gNcet8c8Q82yMNTioOsETneI4Kzcsid6EtWGb4rs/s320/20160910_112521977_iOS.jpg)
simカードのサイズは3種類可変の様子。フレキシブルに対応できそうです。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEibtS72-3rZTahTAK3GUvhsvqdwfHj353Sw5fxu6lNuKIuwcnMo58MiUrW08n7f0pSj7QvkT24Shu-0IHmmUrGjEqDu0CNkK7WQuxK4VPcOTdKYA9uxuBDHWDVx_Lppsqu7rdk_Zh8E2Uo/s320/20160911_025702032_iOS.jpg)
次に、simフリー化キットにプリペイドの海外simを載せて4sに装着。所要時間は5分ほど。電源を入れた所、すんなりと起動しました。元々Softbankの携帯でしたが、Docomoの電波を拾っていることが分かります。成功ですね:)
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjlh-k9s1t6VeEVC1EO1cdAWU1LkkBrrvru5mpCr8jsBvXCg4IxttzEn3iV0ocHr04rQ75McOCfQBqxxmyRvGumkNP26Gb1kwqNZnkcWvneMBfbUvR0QxI10f0RrDUyF__-7C5anUO_0cE/s320/20160911_033024902_iOS.jpg)
データ通信はそのままで良いのですが、電話は専用のアプリをダウンロードして使う形式です。試しに自分のメインの携帯に電話した所、無事に繋がりました。これでサブ携帯の準備は完了です。
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