2016年10月17日月曜日

スコットランド・アイラ島旅行記 6日目

今日は1日ツアーでハイランドを周遊し、Famous Grouseのグレンタレット蒸留所に行きます。

朝食はホテルで済ませました。
ツアーは日本から予約していて、ホテル前でピックアップしてもらえるとの事。約束の時間になったのでホテルの前で一人立っていたら、大型バスが自分の前で減速してきた。

さすがにこんな大型バスじゃ無いだろう・・・と思ったものの、運転手が話しかけてくる。バスの側面を見たら代理店経由でお願いしていたGray Lineでした。

運転手にネットで印刷したe-ticketを見せて席につく。20人いるかいないかくらいだったが、これからまだ他の客をピックアップして回るらしい。30分くらいかけて、全員をピックアップしたら、ツアー開始です:)


エジンバラの綺麗な町並みを眺めながら撮影していたら、キルトをはいた男性を発見。スコットランドでは正装として、今でも結婚式などでキルトを用いるのだそうです。高齢のシャキッとした男性が履くと様になりますね。


そうこうしているうちにバスの最初の目的地、世界遺産の一つフォース・ブリッジに到着です。トイレ休憩と写真撮影の時間として15分程度設けられていました。


写真スペースの近くに売店があったのですが、そちらの飼い犬の様子。売店では日本語OK!の文字が。特に欲しいものが無かったので買いませんでしたが。


Gray Lineのコーチです。運転手さんは滅茶苦茶陽気なおじさんでした。


続いて、バスは自動車専用道路へ。ハイランドの広陵な風景がそこかしこに広がります。



次の目的地The Hermitageに到着。ここはNational Trust for Scotlandの一つです。軽く森林浴を楽しんで戻ってきてねと言う趣向で40分ほどのフリータイムです。


デカい木がそこかしこに見られます。紅葉の季節だと抜群に景色が良いのだそうですが、残念ながら少しだけ早かった様子。

ここで、ツアー客の一人に日本人のようなアジア系男性がいたので思い切って話しかけてみたらやはり日本の方でした。Aさん(仮)は教員として働いていたけどアーリーリタイヤをされて欧州一人旅との事。いやぁ、羨ましいですね。とても話しやすい方だったのでツアーの間、しばらくご一緒させて頂きました。


Black Linn waterfallという名所の滝の近くにOssian's Hallと言う石造りの小さな建物があるのですが、中には行ってみても謎の壁画があるだけで意味が分からず戸惑っていると、Aさんがさらに奥の扉が開くよーと教えてくれたので奥に入ってみたら滝を間近で見れるスポットでした。

この後は適当に散策してバスに戻る・・・のですが、ふと見たらAさんの姿が見えない。
そして同じツアーに参加していたと思しき男性達が上の方に歩いていくのが見えたので、そっちに行かれたのかな?とついて行ったら、実は全然無関係の人達だと途中で気付き、しかもバスの出発時間が押している事に気付いて慌てて戻ってきました(汗


しかし来た道を急いで戻っていると道がこんな感じの分岐ばかりでさらに焦りがw
maps.meでInfomationと書かれた場所を目指していったら何とか森から出れました。しかし、バスの姿は無く、別の駐車場に出た様子。近くのお店の人に「バスストップはどこですか?」と聞いたら「んん?あぁ、貴方バスで来たのね?バスならあっちよ」と教えてくれ、乗ってきたバスが見えたらホッと一息。安心しながら、「Bus stopは停留所やろ・・・」とセルフボケ突っ込みしてました(^Q^;

Aさんは実は川を下っていたようで、少しして戻ってきました。ここで、バスの運転手さんに次の蒸留所見学のツアー代で8ポンドほどを支払ってバスに乗り込みました。


バスは発車して10分程でDunkeldの街に到着です。
ここで1時間ほど休憩時間なので、Aさんと近くのパブに入って軽食とビールを飲んで話し込んでいました。

そういえば犬を連れた老婦人がお店でビールとサンドイッチを食べていたのですが、犬はしっかりと躾けられているのか伏せてじっと主人の側にいるのを見て、本当に日本では見ない風景だなぁと感激してました:)


バスに戻って次の目的地Famous Grouse Experienceを目指し、のどかなハイランドの道路をひた走ります。しかしスコットランドはどこを見ても牛と羊がいますね~('ー`)


しばらくして、Famous Grouse Experienceに到着です。Glenturret蒸留所と併設されているFamous Grouseのツアーですね。


Glenturret蒸留所は現存するスコットランドの蒸留所の中では最も古いと言われている蒸留所です。そういうポイントはちゃんと大手が参加に収めてる辺りは、やはりイメージを重視するウィスキーという商品ならではでしょうか。


ちなみにウィスキーの蒸留所では大麦を扱う手前、ネズミを駆除するために猫を飼っている事が多いのです。このような猫をウィスキーキャットと呼ぶのですが、Glenturretには生涯28899匹のネズミを捕獲し、ギネス記録に残っている「タウザー」というウィスキーキャットがいた事でも有名です。


タウザーの雄姿。
これは狩人の目ですわ…( ゚д゚)


ツアーはどれも満員。さすがにFamous Grouseは人気ですね。

時間になったのでツアー開始。残念ながら、ツアーの最中に写真はNGでした。
ウィスキーにはあんまり詳しくないと言うAさんに、アイラ島で習った蒸留行程を早速説明してました。ツアーの概要はアイラ島の蒸留所の方で何度も聞いた話でしたね。ただ最後の樽材の説明の中にミズナラが無かったのはなんとなく残念でした(´・ω・`)


ツアーが終わったらFamous GrouseとGlenturretをそれぞれ一杯ずつ試飲して最後にショップを見て回って終了です。

そんなこんなでバスに戻ると何やらAさんと運転手さんがお金を払った払ってないでもめている様子。結局、お互いの勘違いだった事がわかったので丸く収まったのですが、Aさんは実際自分と大差ないくらいの英語力に見えるのですが、それでも途中で日本語も出てくるくらい言葉でしっかりと「NO」と言われるんですよね。こういう態度はこっちだと英語力より大事だよなぁ…と改めて思わされました。

そんなこんなで蒸留所を後にバスはノンストップでエジンバラを目指します。
バスは言われた場所で自由にみんなを降ろしていく形。エジンバラの街の一角で先にAさんは降りて行かれました。自分はロイヤルマイルの中心辺りで降ろしてもらいました。


聖ジャイルズ教会の近くで降ろしてもらったのは、エジンバラで最後に寄ろうと思っていたこちらの為です。近年、急速にシェアを伸ばしているスコットランドのブルワリー、Brewdogの直営店です。ビール好きの同僚から、是非寄って感想を聞かせてと言われていたんですよね。

ちなみに場所は、ロイヤルマイルにある聖ジャイルズ教会の裏側にある急勾配の通りを200mほど下った先の、メインストリートから高低差で10mほど低い裏通りのような場所にあります。中心地から距離としては程近く、人通りもそれなりにある通りですが、ちょっと雰囲気が暗い場所になります。


バーなんだから銘柄の書かれてるサーバー指さして「これ1パイント頂戴!」とか言えば良いんだろ、と思って入ったら全部がBrewdogの絵柄でしたw


メニューからDead Pony Clubというビールをチョイス。
フルーティーで美味しかったです。スコットランドのビールはどこも炭酸が控え目で、多少ぬるくても全然美味しいからガンガン飲めちゃいますね。

Brewdogはたまにスコッチの樽で熟成させたビールを出すので、そちらは買う事があります。以前飲んだ、アイラモルトの樽で寝かせたBitch Pleaseというビールは美味かったんですけどね。また出してくれないかな。

さて、最後の夕食は何かネタになるものにしよう…と思って、以前写真を撮った怪しい日本料理の店、「Tang's」に入ってみる事に。


寿司屋なんかにある魚をいれるネタケースに何故かラムネが入っている辺りでちょっとテンションあがりますw


常陸野ネストビールがありました。海外で有名な日本のクラフトビールですね。


ラーメンは「豚骨ラーメン」と「家系ラーメン」と「Hellラーメン」というどこから突っ込もうかと思えるものでしたが、とりあえず福岡県民という事で豚骨ラーメンをチョイス。

味の方は正直、意外と悪くなかったです。具はしっかりと調理されていて美味しかったですね。博多の豚骨ラーメンを意識しすぎると違和感あるかと思いますが、エジンバラという土地で日本のラーメンを食べたいなら全然アリのレベルだと思います。


一緒にサーモンの寿司セット。こちらも美味しかったです。
醤油とご飯があるとテンション上がりますねー。帰国前日だというのにw

そんな感じでしめて25£。日本円で3000円近くというのはなんだかんだ物価の違いも感じますが、こちらで日本のラーメンを食べるとこんなものなのでしょうね。


食事を終えたらホテルに戻り、帰国の準備をして就寝です。

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