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Van Winkle Family Reserve16yo
83点
セメダイン、バニラ。熟成感のあるメローなオークの木香。メープルシロップのような甘味。香りが強く芳醇。やや軽めな印象だがボディはしっかりしていて余韻も長く残る。
ヴァン・ウインクルは禁酒法以前から続くブランドで、W・Lウェラー社が作っていた一品です。トウモロコシの比率を落とし、小麦を多く使っている事が特徴ですね。
オールドも含めてバーボンは色々と飲んできましたが、オールドフィッツジェラルドやメーカーズマークなんかもそうですが、小麦を使用すると口当たりは軽やかになってよりライトで親しみやすいがややパンチに欠ける酒質になる傾向があるように思います。しかし、このヴァンウインクルは小麦を使った軽さに加えてしっかりとした骨太なボディと強く甘い香りが内包されていて、良い意味でガツンとやられる素晴らしい代物です。
今となっては希少な一本なので、値段もそれなりにお高い・・・筈ですが、これに関しては知人の仕事の手伝いの見返りとして奢って頂きました。「酒と女は自前」とは某任侠映画のキャラクターの言葉ですが、やはり奢りでも美味いものは美味いですねw
ちなみに以下は余談ですが、これを頂く際に「好きなのを値段を気にせず飲んでいい」と言われたので、お言葉に甘えて、一杯奢ってもらうことになった訳ですが「何か古いバーボンありますか」と聞いた所こんな感じで色々と出て来た訳です。
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ジムビーム8年とか、ヘブンヒル10年とかの特級とか色々あるけど、大体お値段とグレードと味が想像できるレベル。唯一頭一つ抜けて美味いが高いだろうと思われる今回のヴァンウィンクルは端っこに主張されない程度に置かれていて、「何か古いバーボンを」と言うこちらの曖昧な質問からハードルが高い代物は遠くに置いてくれているバーテンダーさんのお客さんに対する心遣いを感じつつも、しかし一方でバーテンダーさんとの会話の中で「どれがどんなレベルのお酒か分からないでしょ?」と半ば試されているような気持ちにもさせられてしまったこともあり、「知ってらぁ!」とちょこっとムキになってついつい今回のボトルを指定してしまったという流れです。
酔ってたとは言え、他人の財布で意地を張ってしまうようではまだまだですよねw
精進しなきゃなぁと思わされたお酒でした。
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