2018年2月12日月曜日
クレスト12年
Suntory CREST 12yo
72点
トップノートはシェリーのような甘い香りだが、すぐに柑橘系、セメダインのよう香りへ。口に含むと、グレーン由来の麦感、アルコール感が強い。わずかにフルーツ感。
クレスト12年と言えばサントリーのお歳暮商品として割と有名なウイスキーですね。1989年の特級表記が無くなるタイミングで、当時5000円で売り出された商品。準オールドボトルというレベルの古さでしょうか。気にはなっていたのですが中々食指が動かず、結局小瓶で一本買えたのでそちらでレビューです。
最初の印象は安い国産ウィスキーのような、樽っぽさやグレーンっぽさが強く感じられて、正直「微妙だなこれ…」と思っていたのですが、飲む進めていくと柑橘系のフルーティな香味が徐々に表に出てきて、決して安物の単調な作りではない面白い構成だと思いました。
構成原酒は恐らく若い白州の原酒です。白州らしい草っぽさや若干の柑橘系なフルーツ感がテクスチャの後ろに隠れているし、ちょうど白州蒸留所が稼動して十数年経ったタイミングで、出荷のコントロールが出来始めているタイミングですしね。ただ、意外とバルクスコッチだったりするのかもとも思わなくもないところ。
グレーンが強めですが味にはフルーティなテクスチャもあり、たまに飲むには悪くないかな、と思わされたので機会があったら改めて一本買ってみても良いかなと思いました。
ただ、あまりウイスキーを飲まない方にはやや辛口に感じると思いますので、同時期のサントリー商品のオールドを買ってみるならローヤルの12年か15年、エクセレンス辺りの方が分かり易いのではないかと思います。
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