2017年8月7日月曜日

トマーティン 38年 1976-2015 ウィスキーフープ


Tomatin 38yo 1976-2015 THE WHISKY HOOP
83点

トップノートは軽めのシェリー?、発酵臭のような酸っぱい香りがやや強め、軽めのバニラ。
味はイチゴ、キウイ、南国系フルーツ等々、フルーツ感がとても強い。
少しオイリーで、余韻は長くも無く短くも無く。


ウィスキーフープ向けのトマーティン1976です。
安くて美味しいボトルを、と言う趣旨のウィスキーフープの中でもコイツだけは別格の高価格品。話に聞くところによるとフープに入会する際に購入したボトルの一つだそう。

そんなトマーティンですが、1976年蒸留品は当たり年だと良く言われていて、オークションでも安定して高値が付く一品です。気になっていたのですが、今回機会ができたので初チャレンジです:)

トップノートはとても良い香りなのですが正直感激する程の芳香ではなく、こんな感じなのか・・・と思いきや、口に含むと思わず「おぉ…っ!!?」と口にしてしまった程のフルーツ感爆発がw
良い意味でガツンと来ました。明らかに「突き抜けた感」を感じます。原材料が麦と水から出来ている液体だとはちょっと思えないレベルですね、実に素晴らしいです。

人間は味覚より嗅覚の方が鋭いせいか大抵は嗅覚の方が沢山情報を拾うことが多いのですが、長熟のものは味覚の方で驚かされる事が少なくないので面白いです。

バーで高めのボトルを試す時はやはり失敗はしたくないものですが、そういう意味でも安定の76年トマーティンだと言えるのかもしれません。お財布に余裕があれば試してみては如何でしょうか:)


そういえばトマーティン蒸留所といえば日本の宝酒造が所有している事で有名なのですが、ネットで売却話みたいなネタを見かけた記憶があったので、調べてみましたが出てきませんでした。しかし宝酒造のWeb上で関連会社にトマーティン蒸留所の名前が入っていません。以前は目につく所に記載があった筈なのですが…。

一体どうなってるのかなぁと思って宝酒造に確認した所、海外事業の効率化の為に関連会社を作ったそうで、現在トマーティン蒸留所は今年の7月3日付けで出来た宝酒造インターナショナル株式会社の関連会社になっているとのこと。

とりあえず売却話ではなく海外事業の子会社に渡したという流れみたいですね('ー'

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