
King of Scots 17yo
68点
トップノートは焦げたコーヒー豆、次第にシェリー。
味はカラメル、麦感?オイリーではないが何処となくコクを感じる。割と辛め。
甘さと辛さとほろ苦さをそれぞれ意識する事が出来て面白い構成。
ヤフオクなんかでもよく見かけるオールドボトルの一つです。製造元はボトラーズとして有名なダグラス・レイン社。ダグラス・ラング社と表記されているサイトも見かけますが、多分Douglas Laingの読み方の問題かと思います。昔の本とかだとアードベッグがアルドベグだとか、カリラがカオル・イラとか書かれている本もありますから、オールドが絡むと参考文献から起こるあるある的なことかもしれません('ー'
で、同社は1948年創業と比較的新しい会社で、ボトラーズとして有名な一方でブレンデッドも積極的に売り出していて、キングオブスコッツはダグラス・レインの有名どころの一つです。
そんなキングオブスコッツにはノンエイジ、17年、25年があります。14年もあるという表記もありましたが、資料は見つかりませんでした。とりあえず、国内のヤフオクなんかで買う場合は多くはノンエイジか今回の17年ものが流通量としては多い印象です。メイソン社製の陶器ボトルでラベルの側面に17年の表記が分かります。

味の方はといいますと、オールドのスコッチを飲んでいると「当時の味は大体こんな感じかな?」とイメージ出来るようになりますが、このキングオブスコッツはそれを地で行くような感じでしょうか。当時の味の構成が面白いところです。
しかし、なんというか変な甘みがあるんですよねぇ…('ω'
オールドだとしょっちゅう感じるので、カラメルが劣化したらこんな味になるのだろうかと勝手に解釈しています。まぁ、変な甘さと言っても焦がしたコーヒー豆のような渋みも出てきて面白いからそれはそれでオールドボトルの妙味かなと。ただ、このキングオブスコッツに関してはその甘さが少し際立っている印象で、もう少し抑えられている方が好みかなといった印象です。
当時のスコッチは外国向けの構成がかなり異なっていて、特にアジア向けではカラメルがふんだんに入っているという話を聞いた事があります。この一品もHKDNPなので、そのせいかもしれないなぁと感じるところ。

まぁふんだんにといっても0.1%が0.2%になりましたって程度の違いとは思いますが。欧州で流通されていたバージョンとかがあれば飲み比べたら楽しそうです。
買われる方でヤフオクなんかで手に入れる際は、4000円は厳しいが2000円位ならお試しに、といった所でしょうか。販売当時は18000円したそうですが、さすがにそこまでの価値は無いでしょうね。
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