2017年5月14日日曜日

アベラワー10年 VOHM 80年代流通品


ABERLOUR 10Yo V.O.H.M
80点

オールドボトルにみられるシェリーの香り、パッションフルーツ、カラメルのような甘さ。
オイリーで甘さが際立っていて、10年物とは思えないバランスと質の高さ。


以前から国内流通しているスコッチ銘柄としてはやはりグレンフィディックが多いのですが、こちらのアベラワーも弾数が多いことで知られていて、それなりにオークションにも出ている代物。

そんなオールドボトルですが、今回バーで開栓に立ち合わせて頂きました。マスターはさすがに手馴れていてコルク折れさせないでサックリと開けますね。コルクを塗らしたり、少しずつ空気を入れる手法など、とても参考になりました。自分も試してみようかと思います。

で、オールドボトルで当たりってあまり経験した事無かったのですが、これは大当たりでした。
コニャックのボトルになっているのは、70年代後半ごろにペルノ・リカールに買収された経緯からのようです。最初見たときはコニャックのVSOP(Very Superior Old Pale)のようにVOHM(Very Old Highland Malt)だなんて書かれているので、「え?何それ。ギャグですか?('-';」だなんて思ったのですが、中身は全く大真面目に美味い代物でしたw

オールドボトルを飲んでいると、美味いとか美味くない以前として、ウィスキーとしての志向性が違うところが面白いです。最近のボトルには無い味わいって奴ですね。潤沢なシェリー樽が使えた時代だったからか・・・、もしかしたら余計な何かが色々と入ってるような時代背景があったりするのかも・・・、なんて思いながら調べたり飲んでしていくのが楽しいです:)

これだけのポテンシャルなら買ってもいいかなと思ったので、機会があれば一本買ってみる予定ですがオールドボトルは当たり外れがありますから、当たってくれる事を祈りつつ、探してみたいと思います。

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