福岡で一番大きいウィスキーのイベントです。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj1E2apkk9ryq6PSKQxXUo79uTewjAOzhWt0VcublPJZCES-TxdbU8Xpecl_FRmJsIFOWrf-rw7lXaCdtuJ_tXi5tFEhPfOafbntUfJa2WGhTsS3LVmWX8DmbB7hFjLvFDiFLyW62aipBg/s320/WT2016_omote.jpg)
去年、何かのきっかけで参加して、物凄く感激して、今年も是非にと思っていたので
ようやく一年経ったのかと思ってしまいました('-'
思い返せば、2016の開催を知ったのは中洲のBar Higuchiに行った時。
以前にも日記に書きましたが…。
地元以外のBarを回ってみようと思い立って、ネットで調べて、色々な人が福岡ならココ良いよと教えて下さったので行ってみた次第なのですが、バーのマスターの顔をどこかで見た記憶があったので必死に記憶の糸を辿ったらウィスキートーク2015で司会をされていた方でした。
その時、このイベントを主催されていたのがこの人だと知りました。
世間は広いようで狭いものですね。しかし本当に情熱的な人です、さすがですね('ー'
顔写真は勝手に貼って良い物か分からないので、新聞記事を。
●博多経済新聞/Bar Higuchi店主 樋口一幸さん
http://hakata.keizai.biz/column/38/
さてさて、そんなウィスキーのイベントなのですが、有料セミナーもあり、幾つか面白そうなものがあるのですが、9月にアイラ島行きが決まっているので、山岡さんのプレミアムアイラの試飲付きセミナーには出なければいけませんっ(`・ω・´)
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他にもスコ研の土屋さんのトークもあったので、そちらもネット経由で買ってたのですが、3日前になって発券しようとセブンイレブンで入力したらこれだけエラーが出る。何事かと思ったら…
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衝立になってました・・・(゚∀。)
どうやら、白内障の手術等々と重なって出演を見送ったとの事。残念無念。
去年のトークで世界樽争奪戦になってる現状とか面白かったから色々と聞きたかったのだけど。
まぁ、御身体を治していただくのが大事ですよね。ご自愛ください。
さてさて、12時開演というのに、山岡さんのセミナーは12時からです。いきなり本番ですよ。
まぁ、自分はかなり酒に弱いので、テイスティングセミナーなら最初にしてくれた方が助かります。酔っ払うと味が分からなくなりますので…。
早速、セミナー会場に向かい前売りのチケットを担当者に渡して席についてみると…
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ぬぅ…('-';
AからFまでの6種類のウィスキーが置かれていて、下には数字で銘柄が書かれています。
1. Caol Ila 2006 Single Malt Whisky Trip
2. Islay (Lagavulin) 2007
3. Laphroaig 1993-2011 OMC
4. Bowmore 1993-2013 The Perfect Dram
5. Ardbeg 1979 G&M
6. Port Ellen 1979 Signatory
当てろって事ですよね?(^q^
アイラは大好きなんですが、これを見極めるとなるとかなり大変そう。
戸惑ってると、「AとBが1か2。同じようにCとDは3か4で、E,Fは5か6です」との声が。
なるほどなるほど、敷居を下げて楽しませて貰える趣向ですかね。
それなら何とか…、なるかなぁ…?w
ま、とりあえずチャレンジ(`・ω・´)
AとBを飲み比べるとハッキリと違いが分かる感じ。
Bは雑味が多くてパンチが重く余韻が長い。Aは逆。一発でBがLagavulinだと思った。これは一応正解。
この両者はPortEllenの同じ麦芽を使用しているのだそう。
同じ麦芽で、作り方も似ていて、同じ風土の場所で作っているのにこうも違うとは…。
両者の違いが何から出るのか、山岡さんは「ラガはミドルカットが長いから雑味が出る」と言う。
ミドルカットは、蒸留の際に出てくる蒸留液のうち、最初の部分(ヘッド)と最後の部分(テイル)を取らないで、真ん中の液体だけを取る作業の事。
ヘッドの部分は揮発性が強く、刺激が強い。テイルの部分は揮発性は低いが雑味が強い。程よい真ん中の部分だけを取る訳だけど、どこからどこまでをヘッドとテイルとして除去するかは蒸留所のスチルマンと呼ばれる職人さんの判断一つ。これもウィスキーの味を決める一つになる訳ですね。
ミドルカットが長い、と言うのは雑味が多いと言うことか。そう言われると納得。個人的にはラガの方が好きかな。
さて、お次はCとD。
BowmoreとLaphroaigは大好きな銘柄なんでね。ここはスパッと正解させましょうねー
……
…
なんやこれ?('A`;)
上手く説明できないけど、明らかに自分の知ってる味じゃない。
何か共通点があるのかもしれないが、サッパリ見出せない…
Dの方がややフルーティでピーティな感じ?
周りはLaphroaigはCだという判断だったので、自分もとりあえずそっちに挙手してみたけど、反対でした(´・ω・`)
大好きな銘柄だけに、外したのはショック…。
しかし、本当に全然違う。
93年ものは割とレアになるらしく、ネットで調べても落札は3~5万円くらい。お高いですなぁ…。
Bowmoreに関しては粘土っぽさが見極めのポイントになるような発言があったけど、あんまりピンと来ないかなぁ。次からは意識して飲んでみるかな…。
BowmoreとLaphroaigのフルーティーさはフロアモルティングによる麦芽の成長期間の長さが影響するのかもしれないとの事。
また、Laphroaigは基本的にファーストフィルのバーボン樽しか使わないので、フルーティーになりにくいという事。バーボン樽からの影響が大きくて、元々の麦芽から作られるフルーティーさを阻害するということかな?作り方一つ、樽の選び方一つでも変わるンダナァ・・・と思わされる。
てか、山岡さんは知識の深さがそのまま味覚に関する知見に至っている印象。
テイスティングって、舌の問題だと思っていたけど、それ以上に知識が物を言うのかもしれない。
さて、最後はArdbegとPortEllen
これは簡単だったかな。Eは軽くてフルーティ。Fはドッシリして雑味が多い。Fは自分が知ってるArdbegの味に近い。
てか、単純にEの方が量が少ない。
閉鎖蒸留所だからお高い筈のPortEllenはEの筈、と言うテイスティングとは全く関係ないところでも結論付けてました(^q^
まぁ、正解でしたけどw
78、79年のArdbegはPortEllenの麦芽を使っていたそうな。
時代によって、使用している麦芽が違えばフロアモルティングの有無も違う。
アイラ自産の麦芽の時もあれば、本土から輸入したものを使う年もある。
せっかく作っても、消費者の方がオリや濁りを嫌ってクレームを入れるから、フィルターをかけて売り出した結果、味や風味が損なわれるものが売られている事もある・・・と。中々面白い話ですね。
まぁ、ノンチル至上主義がどうこうといった話はネットでも上がってたから、その辺は好き嫌いの範疇で良いと思うのですが、とにかく銘柄だけでは見えてこない情報と言うのは、味に如実に現れるものなのかもしれないですね。
ウィスキーの世界は中々に奥が深そうです。
まぁ、そこまで読み取れるほどたいそうな舌はまだ持っていませんが、いつかはそういうのが分かる日が来ると良いですね。
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楽しく飲んで話を聞いて一時間が過ぎてしまいました。
終わり際に、山岡さんにアイラでお土産に買うとしたらどんなボトルが良いでしょうか?って聞いてみたら、Lagavulinの200年記念ボトルか、Bowmoreだかで自分で樽からボトリングして持ち帰れる奴が良いのでは?と言うお話。
一応、BowmoreのCraftman'sTourには予約入れてるんだけど、追加料金とかで持ち帰れるのかな。聞いてみなければ('ー`)
お昼を適当に済ませて再び会場に。
何か講演が余ってるかなぁと思ったけど、全滅。聞きたかったバーボンの歴史の講演は既にSold outでした。残念(´・ω・`)
会場をツラツラと見回っているとWolfburnを発見。
確か、新興蒸留所の一つですよね。
福岡みたいな片田舎?に来ていただいて…(´・ω・)アリガタヤ
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早速試飲させてもらったけど、割と癖が強くない印象。
Kilchomanみたいに、今後に期待みたいな感じかな?
しかし、カラメルでも入れてるのかな?って位、色が濃い気がする。
蒸留開始は2013年じゃなかったっけ?
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漫画のキャラをラベルにあしらったウィスキーなんてのもありました。
女性バーテンダーさんのキャラクターですね。
レモン・ハートじゃ色気が無いからダメなのかねw
さてさて日本勢も頑張ってます、と言う訳で笹の川酒造さんもブース出してた。
てか、笹の川酒造のウィスキー飲んだこと無いなぁ・・・と早速試飲。
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ちょいと辛いけど、全然美味いですね、これ('ー'
お安いブレンデッドも全然いける。常備用に良いかもしれない。
あと、本坊酒造さんのほうは写真取り忘れてたけど、やっぱりあそこも美味い。
会場限定の1本をイチローズモルトのほうかどちらを買うか迷ってた。
あとネットの巷で噂になってるもしもしウィスキーが本坊酒造さんのOEMらしいと聞いたので、それについてもしもし聞きたかったんだけど、酔っ払ってド忘れしてた(^q^
最後に、イチローズモルトのベンチャーウィスキーさんの所に試飲しに。
実験的に、日本の二条大麦だけでウィスキーを作るという試みをされていたと聞いていたので、スペースにいた社長の肥土伊知郎氏に直接お話を聞いてみました。まだまだ試行錯誤の段階ですが…という前置きを戴いた上で、何と件のニューポットが!(゚∀゚)
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これはテンション上がりますよw しかもちょこっとだけ頂きました!
正直、ニューポットってこんなに美味いのね…って感激。
そのままでも全然売り物になりそうだけど、ここからさらに樽に入れて最低三年は熟成させないと物にならないとの事。
これは販売されるのが待ち遠しいですねぇ…('ー`)
そんなこんなでフリートークを聞いて終わり。
飲みすぎでフラフラでしたが、充実した一日でした。
来年は6月17日の日曜日開催決定だそうです。
来年もいけたらいいな。
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