2019年8月19日月曜日

イチローズモルト秩父2011 7年


Ichiro's Malt Chichibu 2011 7yo 58.5% for The Whisky Crew
75点

トップノートはプラム、花。加水するとより強く。
マンゴーよりはオレンジ寄り。フルーツ感がよく出ていて、7年物とはちょっと思えない。バーボン樽にありがちなセメダイン系は殆ど感じられない。


ベンチャーウイスキーの秩父の7年物。
インポーターのウイスク・イーさんが主催しているウイスキー愛飲家向けの会員サイト「The Whisky Crew」向けに抽選で販売された秩父です。折り良く飲む機会があったので頂きました。

7年物とは到底思えない出来、と言うのが率直な印象です。若い辛さは若干あるものの、フルーツ感がしっかり出てきてテクスチャの広がりも十分。方向性としては南国フルーツ系で、少しだけカヴァランのソリストを思い起こさせる感じ。これから熟成させていったらどんな変化をしていくのだろうかと驚きと期待を寄せてしまう、そんな酒です。不満があるとしたらもう少しライトピーテッドなアクセントがあれば・・・といった程度の事。ピーテッドのモルトとあわせたら凄く良い代物になるんじゃないかと思います。

評価点数が高くないのは、まだまだイチローズモルトが高いからというのが理由ですが、質は堅実でこれからどんな素晴らしいボトルが出てくるのだろうかと期待をせざるを得ない出来であるのは確か。

話を聞くところによると、肥土さんは「フルーティなウイスキーを作る理論は確立できている」と仰っているという。その理論を元に、第二蒸留所で増産して質と量を確保出来れば、飲み手としてはこの上なく幸せな話ですねw

ベンチャーウイスキー、これからも眼が離せないですね('ー'

0 件のコメント:

コメントを投稿