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Suntory Prestige 25yo
84点
ラムレーズン、マンゴー、重厚なフルーティさを感じる香り。
飲みやすいがボディはやや軽い。余韻も長いという程ではない。
ただ、昔の重厚で甘いシェリー感がタップリで、とてもリッチな構成。
1989年にサントリーが90周年記念として限定リリースしたボトル。ちょうど特級表記が無くなるタイミングなので、特級表記のものとそうでないものの二種類が存在します。今回は後者ですね。ネットでの評価はかなり高く、当時の価格は2万円。これの一つ上にあたる当時の最高級品「The Whisky」が5万円でしたが、現在のオークション価格は両者はほぼ同じ。場合によってはこちらのプレステージの方が高く落札される事も。
やはり中身が見れるクリスタルガラスという点が大きいのでしょう。The Whiskyは陶器なので漏れや容量を確認出来ませんからリスクが大きいんですよね。
そんなプレステージ25年ですが、いきつけのバーであと数杯分残っているボトルが以前から気になっていて、色々と紆余曲折ありまして今回飲む事にしました。早速お願いしてみたものの、マスターが試しに一口飲んでみて渋い顔に…('-';
どうも想像以上に劣化が進んでいたそうで、そのまま店の裏に行ってしまいました。どうするんだろう…と思ってたら何と店の在庫ラスト一本を持ってきてくれました。なので今回は抜栓したてです。こういう機会も中々ありませんから、ありがたい話です('ω`)
上手く空気を入れて抜栓。長期保存しているボトルは大抵、中が陰圧になっているので最初に空気を入れるのがコツなのだそう。自分はしょっちゅう失敗してコルクをバッキバキに折ってます(汗
色々と調べると、「白州は当時25年を超える原酒は存在しないので白州ではない」「60年代の山崎の原酒」といったスペック…らしいのですが、正直自分には60年代のマッカランの要素を感じました。サントリーは当時からマッカランの代理店でしたし、原酒の供給も受けていたのではないかと推察しています。60年代の原酒で20年以上の山崎を飲んだ事が無いので、その辺を飲む機会があれば認識が変わるかもしれませんが、今の所、25年以上の山崎、マッカラン、その他海外のグレーンのブレンデッドではないだろうか…というのが個人的な感想です。
まぁ、いずれにしても美味い要素しかありませんけどねw
注ぐ時に漂ってくる香りだけで「あ、これ絶対美味い奴だ…」と顔が綻ぶレベルでしたから、飲んでみたらもう幸せになる要素しかありませんでしたw
これもまだみんなが着目していない2000年代にはヤフオクで1万円くらいで落札できたらしいのですが、今はもう到底無理な価格になっていますね。でも、機会があれば一度飲んでみては如何でしょうか。当時のサントリーの本気が垣間見れる一品だと感じました。
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