2017年11月21日火曜日

グレングラント 35年 ダンカンテイラー


Glen Grant 1970 35yo - Duncan Taylor
85点

濃厚なシェリー。パッションフルーツのような香り。甘くてオイリー。
余韻も長く、フルーティな香りも長く続く。


甘くて濃厚なシェリー系が大好き人間には大喜びな一本。ただひたすらに美味いです。
さすがに年代物のオールドボトルの保有量では世界一と言われるダンカンテイラーですね。素晴らしいストックです。こういう酒をたまに飲むと、それだけで生きている幸せを実感できますw

現行のグレングラントNAと飲み比べましたが、まぁ、当然全然違います。
でもNAも意外と悪くないですね。グレングラント、実は全然知らない蒸留所でしたが、海外だと評価が高い蒸留所の一つだそうです。特にイタリアでは、過去に輸入されていた主だったシングルモルトだったこともあり、国内で一番人気の銘柄なのだそうです。

そんなグレングラント蒸留所は典型的なスペイサイドで、1840年にグラント兄弟によって設立。”メジャー”の渾名を持つジェームスは政治家であり、エンジニアでもあったそうで、当地に鉄道を誘致して、重たい樽を輸送する下地を作り、当地初の自動車を運転したりと様々な活動、アイデアマンであったのだそう。面白い創業者ですよね。自分の会社の為に鉄道を誘致したとあっては今の時代だと叩かれそうですがw

そんなグレングラントは、シーバスリーガルの原酒の一つとして知られています。2005年にイタリアのカンパリ社の参加に入ったそうですが、現在でも供給は続いているのでしょうか。

まぁ、色々と書きましたが、ともかくこの一本は久しぶりに秀逸だと思えた一本でした:)

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