2017年7月10日月曜日

グレンハンター21年 特級

GLEN HUNTER 21yo Pure Malt
73点

香りは強くないがほのかに古いシェリーの甘い香り、ピート香も感じるがそれほど主張は強くない。味は麦感が強く、そこそこピーティ。少しねっとりとしたフルーツ感も少し。ただ、オールドボトルに感じられる水っぽさがある。


ネットでの情報は多くないのですが、試した人達は概ね「意外と美味しい」と言っている謎のボトル、グレンハンター21年の特級時代の一本です。GLEN ARGYLL社というスコットランドの会社の商品ですが、件の会社に関する情報もネットにありません。謎は多いのですが、評判は良さそうなのでゲットしてみました。

早速開けようとしたらコルク折れ・・・。オールドボトルでのコルク折れは何度か経験ありましたが、今回初めてコルク折れの後に抜く事が出来ず、瓶の中にコルクを落としてしまいました(´・ω・`)

てな訳で、緊急避難用に用意していた空瓶の中に移しました。こういう時の為に念入りに洗っておいたボトルやコルクやらをストックしています。クリスタルデキャンタでもあれば格好良いのでしょうが、そんなの買うくらいなら別の酒買いますからw

茶こしを使ってスルスルと移動。元のボトルが緑色だから分かりづらいのですが、こうしてみると21年物のシェリーらしい色ですね。


そんな感じで改めて飲んでみた感想ですが、自分の受けたざっくりとしたニュアンスとしては特級時代のジョニ黒をややシェリー感強めにしたような感じでしょうか。重厚なオールドシェリーの感じは良く伝わります。保存状態は悪くない一品だったようで今まで飲んできたオールドスコッチを地で行くような味わいと、シェリー感が程よくマッチしている良品だと思いました:)

ただ、そこまでお金を出して買うべき一品と言うと、多分違うかなぁと思います。
度数が低めという事もあって、アルコールも経年で少し飛んでいるせいかやや水っぽいです。液面はネックよりやや下くらいだから合格ラインのはずなのですけど。この液面でこの内容なのだから旬は過ぎてるんじゃないかなぁという印象です。度数が強い酒だと大体いけるんですけど、40~43度のオールドボトルは賭けになりますね。

今回飲んだ印象としては5000円以下くらいで買いたいウィスキーと言う認識でしょうか。過去には2000円程度で手に入れたという情報もありましたから、程よい価格で手に入れたら嬉しく飲める、そんな一品だと思います。

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