グレンアラヒー 22年 加藤清正

Glenallachie 22yo 1993.9-2015.10 "Kato Kiyomasa" Charity bottle
78点

香りは洋ナシのようなフレッシュ感、バナナのような甘さも少し。
余韻はあまり長くなく、やや軽め。バランスがとても良い。


愛知県のバーを中心に戦国武将をあしらった御当地限定のボトルなるものがあるそうなのですが、これはその中の一つ。熊本復興チャリティー支援の為に、この加藤清正ボトルに限っては愛知県外も含めて広く販売される事になったのだそうです。

そういうオリジナルボトルと言うものにも興味が惹かれますが、蒸留所もまた面白いです。グレンアラヒー蒸留所。聞いた記憶が無かったので首を傾げていたら、マスターが「シングルモルト大全」を持ってきてくださって教えてくれました。

グレンアラヒー蒸留所はスペイサイドの蒸留所の一つで、1967年創業と言う比較的新しい蒸留所です。マッキンレーのブレンド用原酒の為に作られた蒸留所ですが、今ではオーナーが代わりアベラワー蒸留所のペルノ・リカール社所有。

元々ブレンド用として立ち上がった蒸留所なのでオフィシャルボトルが存在せず、ケイデンヘッドなどのボトラーズが細々と出していたという蒸留所。スコットランドにはそういったブレンデッド供給用の、あまり名も知られていない蒸留所ってのはワンサカあるとは聞いていましたが、どうやらここもそういう蒸留所の一つのようですね。そういうレベルなら確かに知らないのも仕方がないなぁ･･･と('ω'

バーボン樽熟成と思われるバナナっぽい甘さも心地良く、上手にまとまってる綺麗な一本といった感じ。軽めなのでスターターに良い感じだと思いました。美味しくてチャリティー支援にもなる、素敵な一本でした。


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余談ですが、先の愛知のウィスキーイベントは大盛況だったらしいですね。
噂のギリーを飲んでみたかったのですが、仕事が絡んだせいでいけませんでした。残念無念(´・ω・`)
とはいえ、今後もあのようなイベントが増えると良いですね('ー'