2016年11月2日水曜日

オールドボトルに魅せられて

たまに2chなんかを見ると、「60年代~70年代の良質なオールドシェリーの味を今どきの人は知らない」みたいな話が出てきます。確かに自分もあまり知らないです。正直、高すぎるんですよね…(´・ω・`)

色々と調べていたら、どうやら2010年くらいを皮切りに価格が暴騰している様子。
経済から鑑みると、2008年のリーマンショック、それを皮切りにECBとFRBの大幅な金融緩和の後のタイミングです。

元々マネーが余り気味だった経済にさらにマネーがジャブジャブになり、投機対象とみるやマネーがワッとなだれ込んでバブルを起こす。それに中国経済が上手く乗って、中国人の富裕層たちがみるみる増えていった時代です。お金が余った中国人達はさらに投資で増やそうと動きました。

中国人は自国の土地にお金を投資しません。何故なら、中国の土地は全て中国共産党の所有物だから、賃貸権は与えられても所有権は認められて無いからです。一方で、強い現物主義があるので高価で、価値が目減りしない物を好んで投資対象にします。ゴールド、美術品、外国の不動産…、そしてお酒です。Premium Whisky Investment Fundのようなウィスキー専用のファンドも登場しましたね。

今やウィスキーは投資の対象で、世界中の金持ちから集めた潤沢な資金を元手に運用し、値段を釣り上げ、売り抜けて、株主達に利益を分配する。全くそういう世界になってしまいました。今後ますます狂気じみた価格を更新するでしょう。


とまぁ、そんな訳で、「オールドシェリーも知らない若造がww」みたいに煽られても、「んなこと言われても高くて飲めない…(´;ω;`)」といわざるを得ない現状に、何か良い手は無い物かと思っていて、思いついたのがオールドブレンデッドを探す事でした。

軽井沢のような馬鹿高い酒がある一方で、軽井沢の原酒をブレンドしたブレンデッドは破格の値段で売られています。他にも同じような状況なので、昔の古い原酒が使われているブレンデッドを探してみるのも面白いかもなぁと思って最近色々と調べています。

しかし調べれば調べるほど、同じような事をしている人達はもう随分前からいますね。
酒屋めぐりをしてみたら、「半年に一回くらい君みたいな人が来るねぇ」などと言われる始末で、既に三周遅れ位の印象はぬぐえません。しかもネットをみたらそれはそれはレベルが違う研究をしている人もいて、正直上には上がいるという言葉しか思いつかないのですが、まぁ楽しいから良いかなぁと言った所。

後々、こういったネタを少しでもまとめれれば良いかなぁと思う次第です。

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