2016年11月20日日曜日

ロブロイ 12年 特級 80年代流通品



Rob Roy 12yo , 80年代流通品
58点

シェリー由来のチョコのようなかすかに甘い香り。わずかにスモーキーフレーバー。アルコール刺激は強め。経年したカラメルのせいか、しびれるような刺激も。

酒屋めぐりをしていて見つけた、街外れの酒屋の倉庫で眠っていた一本。
液面が減っているから半値(1000円)で良いよ、と言っていたので試しに買ってみる事にしたものの、店主がすっとぼけてそのままの価格で売ってしまい、さらに自分もすっとぼけてそれに気づかないまま購入してしまった曰くつきの品です…(´;ω;`)

750mlで特級なので、80年代流通品と思われます。
行きつけのバーのマスターに見せたら蓋の横にへこみがあり、カラメルが固まったような付着物があったので、恐らく漏れ出たものだろうという事。蓋を開ける時にこの付着物が落ちてきました。

ちなみにロブロイとは「赤毛のロブ(ロバート)」の事で、スコットランドの有名な義賊。アーガイル地方に隣接するグレンガイル・グレンロッキー地方を本拠地にしていた氏族マクレガー一族の子孫と言われています。

そんな義賊の名前を有したブレンデッドですがモリソンボウモア社(MBD)のブレンデッドで、他にも同社にはClay Roy、Islay Legend、King's Pride、Swordなどのブレンデッドがある様子。

同社の傘下はローランドのオーヘントッシャン、アイラのボウモア、そしてハイランドのグレンギリー。当時の古書を調べてみたところ、ロブロイの供給は1984年のオーヘントッシャン買収から安定してきたそうで、ボウモアがメインモルトだという話。そうなるとどんな味かは例え状態が悪くても試してみたくなるというもの!(`・ω・´)

と、いう訳で購入した訳ですが、元々状態が悪かった為か香りは薄く、さらにグレーンの比率が高めだったのか、モルティ―な印象は薄いです。ストレートが好きな自分には飲み進めていくのは少し辛い印象です。状態が良かったらもっと良い風味が残っていたかもしれませんが。少し残念ですが、こればかりは仕方が無いですね。「いやいや、美味かったよ!」といったお話しがあれば是非お聞かせください。もっと状態の良い物を試せる機会があれば判断が変わるかもしれません。

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